アジャイルの作業単位(バックログ / エピック / フィーチャー / ストーリー / タスク)

一言まとめ

バックログは「やること全部の箱」。その中身をエピック > フィーチャー > ストーリー > タスクの順に細かく割っていく。

作成 · 更新 · #agile#scrum
目次 9 sections
  1. 01 全体像
  2. 02 バックログ
  3. 03 エピック
  4. 04 フィーチャー
  5. 05 ストーリー(ユーザーストーリー)
  6. 06 タスク
  7. 07 関係を一行で
  8. 08 関連
  9. 09 更新履歴

全体像#

大きい順に並べると次の階層になる。バックログだけはそれらを入れておく 箱 で、単位ではない。

単位ひとことで期間の目安誰の言葉で書くか
エピック大きなテーマ・目的数スプリント〜数か月ビジネス
フィーチャー利用者に届く機能のまとまり1〜数スプリントプロダクト
ストーリー利用者にとっての価値 1 つ1 スプリント以内利用者
タスクストーリーを実現する作業数時間〜1 日開発者

用語の粒度はチームやツール(Jira、Azure DevOps など)で揺れる。フィーチャーを置かずにエピック → ストーリーの 2 段で運用するチームも多い。

バックログ#

やりたいこと・やるべきことを優先順位つきで並べたリスト。

  • プロダクトバックログ: プロダクト全体の「次にやる候補」。プロダクトオーナーが優先順位を決める。
  • スプリントバックログ: そのスプリントでやると決めたストーリーと、それを分解したタスク。開発チームが持つ。

上ほど詳細で見積もり済み、下ほど粗くてよい。全部を最初から細かく書かないのがポイント。

エピック#

1 スプリントでは終わらない大きな塊。「会員機能を作る」「決済を刷新する」くらいの粒度で、そのままでは着手できないので、フィーチャーやストーリーに割ってから扱う。

フィーチャー#

利用者から見て意味のある機能のまとまり。「ログインできる」「パスワードを再設定できる」など。エピックとストーリーの中間で、リリース計画やロードマップの単位として使われることが多い。

ストーリー(ユーザーストーリー)#

利用者にとっての価値を 1 つだけ書いたもの。よく使われる型は次のとおり。

〈利用者〉として、〈やりたいこと〉をしたい。なぜなら〈理由・価値〉だから。

例: 「会員として、パスワードを忘れてもメールで再設定したい。サポートに問い合わせずにログインし直せるから。」

良いストーリーの目安は INVEST(Independent / Negotiable / Valuable / Estimable / Small / Testable)。ストーリーには受け入れ条件(Acceptance Criteria)を書いておき、完了はそれで判断する。見積もりはストーリーポイントで行うのが一般的。

タスク#

ストーリーを実現するための具体的な作業。「再設定 API を作る」「メールテンプレートを書く」「E2E テストを追加する」など。開発者の言葉で書き、時間で見積もってよい。利用者価値は持たないので、タスク単体ではリリースしない。

関係を一行で#

バックログ(箱)に、エピック ⊃ フィーチャー ⊃ ストーリー ⊃ タスク が入っている。スプリントで約束するのはストーリー単位、日々の作業管理はタスク単位。

関連#

更新履歴#

  • 2026-10-07: 初版
  • 2026-10-09: 関連に LeSS とエレベーターピッチを追加

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