SOA-C03(AWS Certified CloudOps Engineer - Associate)の試験構成と学習の進め方

一言まとめ

旧 SysOps Administrator - Associate。130 分 65 問、5 ドメイン。選択肢は「技術仕様 → 運用オーバーヘッド → コスト」の順に消去すると正解に収束する。

作成 · 更新 · #aws#certification#soa-c03
目次 8 sections
  1. 01 試験の基本情報
  2. 02 ドメインと配点
  3. 03 3 つの消去フィルター
  4. 1. 技術仕様(できないことを知っている)
  5. 2. 運用オーバーヘッド(マネージドを優先)
  6. 3. コスト効率(残った中で最安)
  7. 04 問題文の読み方
  8. 05 スコープ外とされたサービス
  9. 06 学習の進め方
  10. 07 関連
  11. 08 更新履歴

調査時点: 2026-07。配点・形式・スコープ外サービスは当時の試験ガイドに基づく。受験前に最新版で確認する。

試験の基本情報#

項目内容
名称AWS Certified CloudOps Engineer - Associate(SOA-C03)
旧名称AWS Certified SysOps Administrator - Associate。CloudOps / DevOps という業界の役割定義に合わせて改称
形式130 分、65 問(択一または複数選択)
想定受験者AWS 上でのデプロイ・管理・運用の実務経験 1 年程度
検証内容モニタリング、ログ記録、セキュリティ統制、ネットワーク実装、事業継続手順、コストとパフォーマンスの最適化
認定の有効期間3 年。再認定は同試験の最新版に合格するか、上位の DevOps Engineer - Professional に合格する(Associate も同時に更新される)

ドメインと配点#

ドメイン配点出題の重心詳細ページ
1. モニタリング、ログ記録、分析、修復、パフォーマンス最適化20%メトリクスの性質で監視手法を選ぶ、エージェント要否、コードなし自動修復、アラームノイズ制御、ログ改ざん検知CloudWatch の監視設計、EventBridge と自動修復、コンテナ監視
2. 信頼性と事業継続性22%RTO/RPO に合う最安の DR 戦略、バックアップの保護、RDS/Aurora の構成、Auto Scalingバックアップ・DR・可用性設計
3. デプロイ、プロビジョニング、オートメーション22%CloudFormation の運用機能、Systems Manager、CDK、デプロイ失敗の原因特定CloudFormation と CDK、Systems Manager
4. セキュリティとコンプライアンス16%IAM / SCP の評価ロジック、KMS、CloudTrail、既存の保護状況を監査する視点アクセス制御と監査
5. ネットワークとコンテンツ配信20%SG / NACL、VPC エンドポイント、フローログ、CloudFront、Route 53、EKS のエンドポイントVPC ネットワークと配信

コストは独立ドメインではなく全ドメインの判定軸として出る。コスト最適化の判断基準にまとめた。

3 つの消去フィルター#

複数の選択肢が技術的に成立する問題が多い。次の順で機械的に落とすと残りが正解になる。

1. 技術仕様(できないことを知っている)#

サービスの制約に反する選択肢を最初に除外する。

  • プライベート要件なのに EKS の Public エンドポイントのみ
  • CloudWatch Logs Insights で SQL(Logs Insights は専用構文。SQL は Metrics Insights か Athena)
  • 標準メトリクスでメモリ使用率を監視(OS 内部はエージェント必須)
  • ドリフト検出で自動修復(検出だけで修復しない)
  • IPv4 環境で Egress-Only インターネットゲートウェイ(IPv6 専用)

2. 運用オーバーヘッド(マネージドを優先)#

手作業や独自スクリプトの保守が発生する選択肢を落とす。

落とす選択肢残す選択肢
EC2 上のカスタムスクリプトで定型作業SSM Automation / Run Command
個別スナップショットスクリプトAWS Backup
Lambda で Route 53 レコードを書き換える DRRoute 53 フェイルオーバールーティング + ヘルスチェック
EC2 にセルフマネージドで構築RDS / EKS / Fargate などのマネージドサービス
アカウント × リージョンごとに手動で証跡作成マルチリージョン証跡、組織の証跡

3. コスト効率(残った中で最安)#

要件を満たす選択肢が複数残ったら最も安いものを選ぶ。

  • gp2 より gp3
  • x86(M5)より Arm / Graviton(M6g、A ファミリー)
  • 定常負荷がなければ T ファミリー(バースト)
  • 最新世代を選ぶ
  • IPv6 のアウトバウンドなら無料の Egress-Only IGW

問題文の読み方#

  • 「単一の AZ で実行されている」「現在〜で実行されている」は英訳の揺れで、いずれも「現状の不十分な構成」の提示。制約ではなく、文末の要件(高可用性など)に合わせて構成を上書きする合図として読む。
  • 「最小限の運用オーバーヘッド」「カスタムコードなし」「最も費用対効果が高い」の 3 語は、フィルター 2 と 3 を明示的に適用せよという指示。
  • 問題文の「スタート地点」を見落とさない。たとえば「すでに CloudWatch Logs にログがある」ならメトリクスフィルターが正解で、エージェント設定の変更は不要。

スコープ外とされたサービス#

試験ガイドでスコア対象外と明記されたもの。深掘りは不要。

  • 分析: Athena、EMR、Clean Rooms(ただし「CloudWatch Logs の長期分析の受け皿として S3 + Athena」という登場は範囲内)
  • データベース: Neptune
  • ビジネス系: Chime、Connect、Pinpoint
  • セキュリティ: CloudHSM、Security Lake
  • その他: Lightsail、AppStream 2.0、SageMaker 以外の機械学習サービス

学習の進め方#

  1. 試験ガイドで範囲を確認し、公式 Practice Question Set で出題形式の癖を掴む
  2. デジタルトレーニングに加え、Builder Labs / Cloud Quest などで実機操作の感覚を養う
  3. ドメイン別に深掘りする。サービス単体より「EventBridge → Lambda」「Config → SSM Automation」のような連携で覚える
  4. 公式模擬試験(Official Pretest)で合格基準との距離を測る

問題集を解いたら、間違えた問題を「どのフィルターで落とせたか」に分類して記録すると、同型の問題に強くなる。

関連#

更新履歴#

  • 2026-07-18: 初版(ローカル調査ノート)
  • 2026-10-17: Wiki へ移植、概念ページとして再構成

同じトピック — AWS