画像生成モデルのライセンス(FLUX / Stable Diffusion)
一言まとめ
オープンウェイトの画像生成モデルは「重みが落とせる」と「商用で使える」が別。FLUX.1 [schnell] は Apache 2.0、[dev] は非商用専用、SD3.5 は年収 $1M 未満なら商用無償。
調査時点: 2026-04。ライセンス条件はその時点のもの。
早見表
| モデル | ライセンス | 商用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| FLUX.1 [schnell] | Apache 2.0 | 可(無償) | 4 ステップ以下の高速推論向け |
| FLUX.1 [dev] | FLUX [dev] Non-Commercial License v2.0 | 不可 | 商用は BFL からライセンス購入 |
| FLUX.2(Max / Klein / Dev) | BFL 商用ライセンス(4 段階) | 有償 | Builder は月 10,000 画像・1 ドメインから。LoRA 権限込み |
| SD3.5 | Stability AI Community License | 年収 $1M 未満は無償 | $1M 超は Enterprise(有料) |
| SDXL | CreativeML Open RAIL+M | 可 | AUP 違反を除く |
| コミュニティ派生(Pony Diffusion XL など) | 作者ごと | 個別確認 | モデルカードのライセンスを読む |
FLUX.1 [dev] の「非商用」
収益活動、エンドユーザーとの直接インタラクション、商用モデルの訓練はいずれも非商用に含まれない。個人が研究や試作で使うのは可で、サービスに組み込んだ時点で商用ライセンスが要る。
Stability AI Community License の要点
- 年収 $1M 未満の個人・法人は商用無償。生成物の著作権はユーザーに帰属する。
- LoRA / DreamBooth によるカスタム学習と派生物の販売は許可。
- 生成物を他の基盤モデルの訓練データに使うのは禁止。
- Acceptable Use Policy が 2025-07-31 更新で性的に露骨なコンテンツ生成を禁止。
Midjourney(参考)
クローズドなサービスだがプラン別に商用条件があり、年収 $1M 超の企業は Pro / Mega プランが必要。Stealth Mode(生成物の非公開)も上位プラン限定。
判断の順番
- 重みを使うか、API を叩くか。API 利用はサービス規約、重みはモデルライセンスが効く。
- 自分の用途が「商用」の定義に当たるか。収益の有無より「エンドユーザーに提供するか」で切られることが多い。
- 派生モデル(LoRA)を配布・販売するか。許可の有無がライセンスで違う。
- 生成物の用途制限(AUP(Acceptable Use Policy。許される利用と禁止行為を定める規約))を読む。
関連
更新履歴
- 2026-04-23: 初版(ローカル調査ノート)
- 2026-10-17: Wiki へ移植、概念ページとして再構成